働き方

教員夫婦なのに、夫が完全歩合制の仕事に転職すると言い出した話①

はじめに

2人目を出産して3ヶ月後、夫から「転職したい」という申し出がありました。

私たちは夫婦そろって小学校教員で、収入は多くはないものの生活に困ることはありませんでした。

2人育児にも慣れ、「もう1人子どもを迎えても良いかもしれない」と考え始めた時期でもありました。

そのタイミングでの転職相談、しかも転職先は完全歩合制の営業職。

最終的に私は夫の転職に同意し、現在夫は営業職として働いていますが、そこに至るまでには多くの検討が必要でした。

この記事は、産後3ヶ月で夫に転職を打ち明けられ、反対から賛成へと変化していった過程を、妻の立場からまとめたものです。

この記事を読んでほしい人

• 夫に転職を打ち明けられた奥様

• 妻に転職を反対されている旦那様

• 今後の働き方を夫婦で再検討している方

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夫から転職の話が出た時、私がまず行ったのは「同じような家庭はあるのか」を調べることでした。しかし身近には事例がなく、インターネットでも「夫の転職を妻目線で書いた体験談」は非常に少ない状況でした。

日本ではいまだに終身雇用的な価値観が根強く、転職経験が少ない家庭も多いためだと思います。

本記事では、

「夫の転職をめぐる話し合いは想像以上に大変だが、「転職=悪」ではない。我が家は結果的に転職してよかった」

という点を伝えたいです。

夫の転職体験談(妻目線での記録)

1. 転職の申し出

夫はここ数年、教員の仕事が明らかに負担過多の状態でした。

論文、学年主任、生徒指導など大きな役割を同時に抱えており、学級経営と重なることでキャパシティを超えていたのだと思います。

次第に「転職しようかな」という言葉が増え、当初は冗談として流していましたが、教員9年目の秋、夫は「本気で転職したい」と言い出しました。

その後、転職サイトへの登録、キャリアアドバイザーとの面談、履歴書の送付など、行動が伴い始め、本気度が高いことが明らかになりました。

2. 私が強く反対した理由

私がまず懸念したのは「収入の不安定さ」でした。

私の家庭は民間企業の影響を受け、リーマンショック時に家計が苦しくなった経験があります。

そのため「安定した収入こそ最重要」という価値観を持っていました。

また、夫は公務員家庭で育ち、民間企業で働いた経験はありません。

そのため「適応できるのか」という現実的な不安もありました。

3. 家族への相談

最初に相談したのは実母でしたが、民間企業の厳しさを知っている母は強く反対。

父も同様で、「ボーナスがゼロになることもあり得る」と具体的なリスクを指摘されました。

義父(公務員)も反対しましたが、

「一度やらせてみないと諦めないだろう」という現実的な姿勢でした。

毎晩のように夫とは話し合いを続けました。

4. 夫側の主張

夫の主張は一貫していました。

• 日本は今後インフレ傾向が続く

• 中堅教員として負担は増えるが収入はほぼ増えない

• 家族と過ごす時間は減る

• 収入の伸びが限られる働き方に疑問がある

私は当初「子どもがいるんだから、安定収入こそ最優先」と考えていたため、この考え方には賛同できませんでした。

話し合いは1ヶ月ほど続き、私も精神的に疲弊し、蕁麻疹が出るほど悩むようになりました。

5. 夫の転職先候補が1社に絞られる

話し合いが続く中で、夫は転職先を1社に絞りました。

完全歩合制の営業職でしたが、そこには知人が勤務しており、会社としての信頼性は一定ありました。

夫がその知人に相談した際、

「奥さん1人説得できないようでは営業としてやっていけない」

と言われたそうです。

その言葉は、夫にとって大きな追い風になり、気持ちに火がついたようでした。

そこから夫の説得はさらに熱を帯び、私はその変化を間近で感じることになりました。

話し合いを重ねるうちに私は、

「ここまで強く転職を望むということは、もう教員として働き続けるモチベーションを失っているのかもしれない」

と感じるようになりました。

夫の強い決意と気持ちの変化を前に、私は次第に転職を受け入れる方向へ気持ちが傾いていきました。

6. 私自身の考え方を整理する必要性

夫の主張に押されていたわけではありませんが、「何が正しいのか」を自分でも整理する必要がありました。

経済状況、老後資金、教育費などを踏まえたとき、

「公務員であれば絶対に安心なのか」

という点に疑問が生まれました。

そこで私は、お金に関する基本知識を得ようと考え、本屋で手にしたのが厚切りジェイソン氏の『お金の増やし方』でした。

この本で以下の視点を得ました。

• 転職=逃げではない

• スキルを高めて自分の市場価値を上げるのは合理的

• 私たちはもっと「お金を増やす」ことについて真剣に考えるべき

この学びを通して、夫の転職が必ずしも「不安定な選択」ではないことを理解し始めました。

ここでようやく夫と同じスタートラインで話ができるようになったと感じました。

※長くなるため、ここから先は「②」に続きます。

ABOUT ME
shimape
教員をしながら、3人の子どもを育てるワンオペ多めママです。 ブログを書く時間は自分と向き合う時間。 産後うつになった経験や3人育児の日常等をゆるっと発信していきます。