育児

ジェットコースターメンタル!マタニティブルーズ!?産後涙が止まらなくなった体験談

この記事を読んでほしい人

・出産を控えたプレママ

・産後のメンタル不調に悩んでいるママ

・産後ママのメンタルを学びたいパパやおじいちゃんおばあちゃん

マタニティーブルーズになった体験をシェアする理由

私は3児を育てるママです。

長女を出産した翌日、嬉しいはずなのに、赤ちゃんは可愛いのに、悲しくて涙が止まらなくなりました。

私はこの子のお母さんなのに、こんな状態で大丈夫?と不安になったのをよく覚えています。

この記事では、

👉「産後のテンションの浮き沈みは当たり前。メンタル不調を一人で抱え込まないで!」ということを伝えたいです。

マタニティハイだった妊娠期

24歳の時に結婚してすぐ、長女を妊娠しました。

子どもの頃から、母親になることが夢だった私は、嬉しくて嬉しくて💓

夫と毎日ネットでベビー用品を検索したり、名付けの本を読んだりと、妊娠発覚してから生まれてくる赤ちゃんのことで頭がいっぱいに。

今思うと、完全にマタニティハイでした。

産後を甘く見ていた私

初めての出産は、里帰り一択でした。

私の実家には祖母、母、実姉が住んでいるため、産後の心配はほとんどしていませんでした。

陣痛や会陰切開の痛みのことばかり考えていて、マタニティブルーズなんて言葉さえ知らずにいました。

産後すぐのハイテンション

長女はなかなかの難産で、18時間陣痛に耐えました。(出産についてはこちら

出産を終えた直後は「自分はなんて大きなことを成し遂げたんだろう!」と達成感でいっぱいに。

これから可愛い赤ちゃんと、キラキラした生活が始まる!そう思っていました。

完全な産後ハイだったのです。

授乳中に感じた違和感(ディーマー反射)

翌日、赤ちゃんと対面して早速授乳の練習をしました。

助産師さんが丁寧に教えてくれていたのですが、このとき「あれ?」と違和感を感じたのです。

授乳するたびにすごく気分が落ち込みます。

何とも言い難いのですが、とにかくズーンと気分が重くなる感覚がありました。

しかし、何もかも初めてで何が普通なのか分からなかった私は、「授乳ってこんなもんか」くらいに思っていました。

もちろん、助産師さんに相談することもできず・・・

今思うと、この時遠慮せずに相談していれば、その後の気分の浮き沈みも少しは緩和できたのでは?と思います。

無意識のうちに完璧なママを目指してしまっていて、授乳が不快だなんて口が裂けても言えないと思っていました。

何に遠慮していたのかわかりません・・・

※2人目出産後に調べたところによると、この現象は「不快性射乳反射(ディーマー反射)」という現象でした。感じ方や感じる時期も人それぞれで、私は長い方だったと思います。2人目、3人目でもこの現象がありました。

マタニティブルーズの始まり!?泣きながら夫に電話

前日に寝ていないのもあってか、出産翌日はとても疲れていました。

それでも、育児はやってきます。

いきなり始まった赤ちゃんのお世話。

「私がしっかりしないとこの子は死んでしまうかもしれない。」

前日までのキラキラした前向きな気持ちはすでになくなり、一気に緊張感でいっぱいに。

昼間は、母や姉が面会に来てくれたり、友だちから連絡をもらったりしてなんとか過ごしました。

しかし、夜が近づくにつれて気分は憂鬱に・・・

「私寝られないじゃん!!!」

案の定、赤ちゃんが気になって一睡もできず、体力が限界になった私は新生児室に赤ちゃんを預けることに。

助産師さんは快く赤ちゃんを預かってくれたし、夜赤ちゃんを預けて休んでいるママはいっぱいいるのに、なぜか自分が母親失格のような気がしてなりませんでした。

この気持ちを誰かに話したいと思い、夫に電話

「赤ちゃん預けちゃった〜〜〜〜😭」

私があまりに泣いているので、

「え、誰に!?」

と言われました。

夫からすると何がそんなに悲しいのか分からなかったと思います。

しかし、そこに至るまでの経緯を話すのは当時の私にはとても難しく、なかなか気持ちを伝えられずにいました。

「とにかく、赤ちゃんは看護師さんたちが見てくれるから大丈夫だよ〜」

ということで会話を終えましたが、今度は

「なんで、この気持ち分かってくれないの!?」とイライラしてきました。

そんな気持ちの浮き沈みで、赤ちゃんを預けたにもかかわらず全く眠ることができないまま、赤ちゃんと過ごす2日目を迎えることになるのです。

実家に戻っても続いた気持ちの波

いよいよやってきた退院の日。

夫と実母が迎えに来てくれて、「お祝いにお寿司取ってね!」なんて言いながら、この時はすごくハッピーでした。

入院中、孤独と緊張感で疲れていた私は

「両親も、姉も、祖母もいる実家なら気が紛れるでしょ」と考えていました。

戻ってすぐは、皆赤ちゃんを可愛がってくれたし、授乳以外はなるべく休めるように気遣ってくれて、私も幸せな気分でいっぱいでした。

しかし、夜になるとやっぱり眠れなくて疲労はピークに。

母の育児アドバイスや祖母の「赤ちゃん泣いてるよ」の一言など、普段は無視できる小さなことにイライラするように。

「こんなに幸せなのに、何でイライラするの?」と自分でも不思議なくらいイライラが止まりませんでした。

いつまで続く?不安定な気持ち

自分でも不思議なくらいのイライラは2週間くらいで自然になくなり、1ヶ月検診の頃には気持ち的にとても安定していました。

逆に、赤ちゃんがいることに対してテンションがすごく上がることもなくなり、落ち着いて赤ちゃんのお世話もすることができるようになってきました。

しかし、後で調べたところ、マタニティブルーズにも個人差があり、完全に気持ちが安定するまでに時間がかかる方もいるようです。

じゃあ、周りにどう接して欲しかったか

当時を振り返ると、夫から

「なんて言えばいいか分からなかった。どう接していいか分からなかった」

と言われます。

どう言って欲しいかなんて、自分でも感情がぐちゃぐちゃでわかりませんでした。

でも、「寄り添ってほしかった」のは確かです。

「そうじゃないよ」とか「そんなの普通だよ」じゃなくて、

「そう思ったんだ」とか「そんなに思うまで頑張ってくれてるんだね」と

気持ちを否定せず受け止めて欲しかったのです。

実母や祖母に対しては、確かに子育ての先輩ではあるけど、

「自分の時はこうだった」と言われると

「私のやり方間違ってるのかな」ととても不安になったのを覚えています。

育児のやり方は変わっていくものだし、ママだって初めてで不安な中育児をしています。

もちろん、母や祖母がいなかったらとても大変だったので、感謝しています。

でも「私の時はこうだった」はとてもプレッシャーでした。

ママの気持ちを受け止めて、一緒に試行錯誤してほしかったと私は思っています。

その後の経過と産後うつ

産後すぐのマタニティブルーズと言われるものは、2週間前後で自然に落ち着きましたが、私は数ヶ月後に産後うつにも苦しみました。

理想の母親になりたいというプライドが、誰かに頼ることを拒んでいたのです。

産後うつに気づくのも数年かかりましたが、今は、あの時のマタニティブルーズを素直に相談できていれば、産後うつを避けることもできたのではと思います。

産後うつについては別記事にて。

まとめ

私は産後、予想していなかったマタニティブルーズに苦しみました。

✅マタニティブルーズは誰もが経験する可能性のあること。特別なことではない。

✅私の場合、マタニティブルーズは自然に落ち着いたが、個人差があり、産後うつになることもある。

✅なんかおかしい、辛いと感じている場合、病院や周囲に相談し、一人で抱え込まない。 

✅産後ママを支える家族も、産後ママの気持ちの不安定さを理解しておく必要がある。

 こんな経験をした私が育ててきた長女ですが、順調に成長していますのでご安心ください。

この記事を読んで少しでも「私だけじゃなかった」と救われるママがいることを願います。

ABOUT ME
shimape
教員をしながら、3人の子どもを育てるワンオペ多めママです。 ブログを書く時間は自分と向き合う時間。 産後うつになった経験や3人育児の日常等をゆるっと発信していきます。
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