育児

現役小学校教員ママが実践した我が子の入学準備【ひらがなの学習編】

Shimape

2025年ももうすぐ終わるね。

お悩みママMari

早すぎる〜💦

来年は我が子が1年生だよ!

Shimape

わあ!早いもんだね〜

Mariはお子さんの小学校入学準備やってる?

お悩みママMari

持ち物系は説明会で聞いたから少しずつ準備してるけど、

その他は何もできてないよ〜😭

Shimape

まだまだ大丈夫だよ〜!

小学校入学前は、学習面と生活面で色々準備しておくと良いことがあるよ!

お悩みママMari

学習面?生活面?

どんなことしたらいいのか教えて!!

Shimape

任せて!

今日は小学校入学準備【ひらがなの学習編】について詳しくお話しします!

現役小学校教員ママが実践した我が子の入学準備【ひらがなの学習編】

この記事を読んでほしい人

  • 子どもの入学前に「何を準備すればいいの?」と迷っているママ・パパ
  • 小学校入学後に、スムーズに学習をスタートさせてあげたいと思っているご家庭
  • 「最低限、人並みに勉強についていける力を身につけさせたい」と考えているママ・パパ

※この記事は、私が産休中にまとまった時間を使って取り組んだ内容です。

すぐ簡単にできるものではなく、正直かなりの労力がかかります。

✏️ まず結論:入学までに “ひらがなの読み” はかなり重要!

小学校の授業では、ひらがながある程度読めるとスムーズに学べます。

たとえば教科書やプリントの文字を追えると、授業理解がグッとラクになります。

逆に、ひらがなが全く読めないと・・・

  • 自分の名前が読めないと靴箱やロッカーがわからない
  • 教室の掲示、先生の名前、友だちの名前も読めない
  • 読めない → 授業がわからない → 自信をなくす… の負のループに入りやすい

だからこそ、入学前に「読める」ことはかなり重要。書けるようになっておくとなお良いです。

ひらがなの読み書きの重要性

読むことの重要性

これって入学後に勉強するんじゃないの!?と思われた方もいらっしゃると思います。

しかし、実は小学校1年生の学習では「ひらがなが読めること」が前提になっているように感じます。

まずは自分の名前が読めないと靴箱やロッカーがわかりません。

その他のひらがなが読めなければ、教室に掲示してある先生の名前も読めませんし、友だちの名前も読めないと困ります。

小学校で生活する上で、「ひらがなが読めること」は最初からとても重要なのです。

書くことの重要性

「じゃあ、書けなくても良い?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、書く練習は授業の中で行います。

しかし、私自身何度か1年生の担任をして、小学校入学後に初めてひらがなを書きはじめるのは正直遅いと思っています。

小学校1年生ではひらがな50音、カタカナ50音、漢字80字程度を学習します。

学校の授業の中で毎日2〜3個ひらがなを数回書いたところでひらがなの書き方は覚えられません。

それどころか、書けない字がどんどん積み重なって、読めない字が出てきて、授業は全くわからないという負のループに陥ってしまいます。

2学期に入る頃にはカタカナと漢字が入ってくると思うと、小学校入学までにはひらがな50音をある程度書けるようになっていることが理想です。

我が家の実践

そこで我が家では、年長の夏頃からひらがなを書く練習を始めました。

まずは、漢字ノートを1冊準備します。

少しマスが小さめかもしれませんが、たくさん書かせたかったので、84字詰を買いました。

読みについてはそこまで繰り返さなくても、日常の中にある文字を読む習慣を付けておくだけで大丈夫です。

そのノートを使った練習方法がこちららです↓

  1. なぞる
  2. 真似して書く
  3. テストする
  4. わからなかったひらがなを5回書く
  5. 100点になるまでテストする

この繰り返しでひらがなを定着させていきます。

具体的なやり方

①なぞる

保護者の方が赤ペンでノートに1行空きで言葉を書いていきます。

このときのポイントは、あいうえお順に一文字ずつ練習しないことです。

自分たちはあいうえお順に覚えさせられた気もしますよね。

でも、今はあいうえお順にひらがなを覚えることはしません。

そして実は、字の書き方だけ覚えても子どもは使えないことが多いです。

言葉や人の名前で覚えると

「みかんのみだね」とか「つくえのつだね」とか言いながら覚えていきます。

自分や家族、身近な人の名前、好きなものの名前などで書いていくと文章の中で使うことができるようになります。

また、カタカナの勉強を始めてからの混乱を避けるため、カタカナで書く言葉はひらがなで書かせないようにしましょう。

「これはカタカナで書く言葉だよ」と伝えておくと、後々の学習にも役立ちます。

大人の書いた字を子どもが上からなぞっていきます。

②真似して書く

この「真似して書く」は意外と難しいです。

まず小学校入学前のお子さんは「マスの中に書く」という概念がありません。

どの文字をどこに書くのか最初は戸惑うと思います。

「この文字をここのマスに書くよ」と声を掛け、指差しながらながらやっていきましょう。

また、お子さんによっては文字が多すぎてわからないという場合もあると思います。

そんな時は、紙などで他の文字を隠してあげると書きやすいです。

「ね」や「ぬ」などの難しい字は、一緒に手を持って書いてあげるところから始めましょう。

③テストする

一番大切なのは「テストする」です。

真っ白なページにこちらが言った言葉をひたすら書いていきます。

「なぞる」「真似して書く」までは簡単にできますが、「テストする」のアウトプット作業は意外とできていないです。

途中でわからない字があったら飛ばしましょう。

その字は宝物です。

覚えてない字があったら次のページに何度も書いてその字を覚えます。

そしてまたテストする。

年長の子どもの吸収スピードはすごいです。

この作業を繰り返していくことであっという間にひらがなが書けるようになります。

④わからなかったひらがなを5回書く

先ほども言いましたが、わからなかった字は宝物です。

お子さんにとって覚えにくい字をあぶり出すために①〜③の作業があります。

どの字が覚えにくいのか、回数を重ねていけばお子さん自身もわかってくるようになります。

⑤テストする

もう一度③のテストをやってみます。

1回目にやった時より書ける字が増えているはずです。

100点目指して何度も取り組みましょう。

モチベーションの保ち方

長い期間、ひらがな練習を続けるには、子どもが飽きない工夫が大切です。

最初の1週間くらいは1年生になることと、ノートに字を書くかっこよさで続けられます(笑)

しかし、それから先がトーンダウン。

続けることの難しさを感じます。

そこで我が家で実践した方法はこちらです。

  1. シールやスタンプでご褒美
    • テストで満点が取れたら、ノートの端にシールやスタンプを貼る
    • 視覚的に「頑張った証」が残るのでやる気につながります
  2. 声かけは具体的に褒める
    • 「上手に書けたね」だけでなく、「この『ね』の形、ちゃんとマスの中に入っててすごいね!」のように具体的に褒める
    • 小さな成長も認めることで、達成感を味わえます
  3. 無理強いしない
    • 「できない〜」のループに陥った時は潔くやめてみる
    • 書くことへの興味が出た時にやってみる
  4. 毎日のルーティンに組み込む
    • 毎日10分だけ、寝る前や朝の時間に取り組む
    • 短時間でも継続することが上達のカギです
  5. 親が学習に集中する
  • 一番大事。書いている間に家事をしない。
  • 横について書いている様子を見る。

実践してみての感想

実際に我が家で取り組んでみて感じたのは、繰り返すことの力は絶大だということです。

最初は「書けない!」と泣いた文字も、数日でスムーズに書けるようになるりました。

我が家の長女の場合、保育園のお友だちに手紙を書きたいと言い出したことがきっかけでした。

サンタさんへの手紙などできかっけ作りをするといいかもしれません。

特に、名前や身近な言葉で練習することは、すぐに日常で使えるので、子どもにとって「学ぶ意味」がはっきりわかるのもポイントです。

お悩みママMari

なるほど!

モチベーションの維持が一番の課題だね。

Shimape

学習へのモチベーションは私自身もすごく悩んだ。

もちろん、「やりたくない」と言うときもあったけど、ノート1冊終わった時すごく嬉しそうだったし、コツコツやった経験がすごく貴重だと思ったよ。

お悩みママMari

何事もコツコツやり続けること大事だね!

よーし!私も子どもと一緒に少しずつ取り組んでみるよ!!

Shimape

「やらなきゃ!」と焦る必要はないよ。

我が子のペースで、保護者に負担のないように生活の中に少しずつ取り入れるイメージでやってみてね。

今回ご紹介したのは、入学後にスムーズに学習に取り組めるようにするためのちょっとした工夫です。もちろん、入学後に少しずつ覚えていく子もいるので、安心してくださいね。

ABOUT ME
shimape
教員をしながら、3人の子どもを育てるワンオペ多めママです。 ブログを書く時間は自分と向き合う時間。 産後うつになった経験や3人育児の日常等をゆるっと発信していきます。