育児

2人目不妊治療体験談③|体外受精で妊娠した私の記録

記事を読んでほしい人

 ・人工授精を繰り返しても妊娠に至らず、不安を感じている方

 ・体外受精を検討しているけれど、夫や家族の理解に迷っている方

 ・仕事や育児をしながらステップアップ治療に挑む方

結論・伝えたいこと

この記事では

「私の場合、人工授精で結果が出なかった時、早めに体外受精にステップアップして精神的に楽になった」

ということを伝えたいです。

1人で悩んでモヤモヤするよりも、医師や夫に正直な気持ちを話すことで前向きに治療を進められるようになります。

不妊治療体験談①はこちら

この体験をシェアする理由

私は人工授精を4回試みましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。

毎回夫に採精をお願いするのも、排卵確認のために通院を繰り返すのも、精神的に大きな負担でした。

先の見えない人工授精を続けるほど心身へのストレスが増え、

「このまま続けても意味があるのかな」と感じることもありました。

この記事が、同じように悩む方の心の整理に役立てば嬉しいです。

体外受精の記録

体外受精への決断

担当医に思いを相談すると、

「shimapeさんの場合、本当に排卵しているか不明です。体外受精の方が確実だと思います。早すぎる判断ではありませんよ。」

とのことでした。

夫は当初「話が飛躍しすぎている」と反対しましたが、

先生から低刺激周期での体外受精の流れや成功率を丁寧に説明してもらい、最終的に夫婦で納得することができました。

やはり、夫は感情的な訴えよりも科学的な説明を第三者から聞いた方が理解しやすいのだと感じました。

採卵に向けた準備

人工授精のときの卵巣刺激が強すぎた影響で、**卵巣過剰刺激症候群(OHSS)**になり、1周期お休みすることに。

焦る気持ちもありましたが、この期間に体調を整える時間を持てたのは良かったと思います。

その後は飲み薬を中心に卵胞を育て、排卵のタイミングを慎重に確認。

「まだ育ってないから明日来て」と何度も通院することもあり、仕事の調整は大変でした。

先生曰く「排卵直前で採卵した方が妊娠率が上がる」とのこと。

仕事や育児のスケジュールを工夫しながら、必要に応じて職場にも理解を求めました。

夫にお願いする負担

人工授精では毎回採精の依頼が必要でしたが、

体外受精では採卵時の1回だけで済むため、精神的にとてもラクでした。

この負担を軽減できたのは、夫婦関係にもプラスだったと思います。

採卵・受精

 ・無麻酔でも痛みはほとんどなし

 ・5個採卵 → 5つ受精し、4つが胚盤胞まで育つ

 ・1周期休みの間に受精卵を凍結

低刺激周期を採用していたクリニックだったため、極細の針で採卵が行われました。

怖かったのですが、実際にはほとんど痛みがなく安心しました。

ただ、この痛みは人によるそうで、すごく痛いという方もいるみたいです。

数日後、培養士さんが受精卵の成長過程を画像で見せてくれました。

なんだか不思議だったけど、受精卵を可愛く思えてすごく嬉しかったのを覚えています。

採卵後は先生の方針で1周期お休みとなり、その間に鍼灸で体を整えたり、服薬の調整を行いました。

結果的に体調をリセットできたので、この期間があってよかったと感じています。

移植と妊娠判定

次の周期で子宮内膜を整え、12mmと良好な状態に。

移植はあっという間に終わり、そのまま帰宅。

そして移植から1週間後、妊娠判定で陽性反応を確認できました。

5年ぶりの妊娠に喜びでいっぱいでした。

ホルモンを自力で分泌できるようになるまで時間がかかるとのことで、

ホルモン補充のテープや飲み薬をしばらく続けました。

ここで驚いたのは、妊娠がわかると保険がきかなくなるということです。

妊娠して嬉しかったけど、今までは保険適用でなんとかやっていたのに、薬代が高く地味に痛い出費でした。(この扱いはクリニックによって違うかもしれません。)

妊娠判定後の体調

喜びも束の間、薬が体に合わず吐き気が止まらず。

翌日には受診し、飲み薬の中止を指示されました。

「薬をやめたら妊娠が継続できないのでは」と不安でしたが、

翌週の受診でしっかりhCGが確認され、安心しました。

また、ホルモン補充テープでかぶれてしまい、お腹が真っ赤に…。

テープの跡は妊娠6ヶ月ごろまで残りました。

薬を中止して吐き気は一時落ち着きましたが、

その後本格的なつわりが始まりました。

体外受精で感じたメリット

 ・受精までの過程に安心感がある

 ・採精の負担が軽く、精神的に余裕を持てる

 ・将来的に再挑戦する際、凍結胚を使えば採卵せずに済む

 ・妊娠判定が早く出るため、先が見えやすい

 ・保険適用になったので、ある程度出費が抑えられる

体外受精で感じたデメリット

 ・採卵が痛い場合がある

 ・保険適用といえど、積み重なると高い。(妊娠判定後は自費。クリニックによる!?)

 ・ホルモン補充薬が体に合わない場合がある

 ・妊娠判定が早く、かえってプレッシャーになることもある

まとめ

人工授精で結果が出ない場合、体外受精へのステップアップは決して早すぎる判断ではありません。

私の場合、夫へ頼む負担が減り、妊娠への希望をもてたことで、結果的に妊娠することができたので、体外受精を選んで本当によかったと感じています。

情報を整理し、精神的な負担を減らしながら、自分が納得できる治療を行っていくことが大切です。

ABOUT ME
shimape
教員をしながら、3人の子どもを育てるワンオペ多めママです。 ブログを書く時間は自分と向き合う時間。 産後うつになった経験や3人育児の日常等をゆるっと発信していきます。
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